のんちゃん

ジャンガリアン・ノーマル
女の子
2000.6.10(土) 我が家に来る 
のんびり。おっとり。うんてい大好き。
2002.11.18(月)☆になる





ひめが亡くなってから数週間、たった半年の命だったひめ、
その後を再び飼うかどうかはひとそれぞれだと思います。
また早死にさせてしまうのでは?今度はもうちょっと長生きさせられるか?

私は後者を選び、のんちゃんが2000.6.10(土)我が家に来ました。
生きてそばにいる子がかわいくなるのは当たり前と分かっていたので、
最初がひめよりかわいい子は買わない!と決めてショップに行きました。

プディングは前から欲しかったけど、上記の理由でノーマルを買うことに決めてました。
(ノーマルに悪いかな?)
さんざん迷って、中で一番小さかった子に決めました。
翌日量ったら14.5gしかありませんでした。
それでも生後一ヶ月ということでした。

名前はノーマルだからのんちゃん、安易なつけかたです。
ずいぶんビビリーでしたが、前の反省もなく、すぐからビデオで追い回しました。

すくすくと育ち、よく慣れてきました。手にはあまり乗ってこなかったけど。
カジカジしすぎて鼻の頭がハゲたこともありましたが、自然と治ったのでしょうね。
1才を過ぎた頃から体重が46〜49gくらいまで増えました。
頬袋に詰め込んだ状態で量ったら52gまでいったこともあります。

そのころちょっと元気がない時期がありましたが、前のこともあり、
病院に行かずに様子見したら、そのうち元気に戻りました。
2001年8月の終わりごろ(1才3ヶ月くらい)から、体重が減り始め
翌年2月頃には35gくらいになりました。
そのころネットで見たヘルシー乳酸菌というものを買って食べさせてみました。

2才近くまで医者の世話にもならず、私の癒しに全力を注いでくれました。
ところが、もうすぐ二歳という2002年4月2日の夜、
いつものように外に出してしばらくして、
いつも決まったところにいるはずなのにどこにいるのか見つからなくなった。

よくよく探したら、ソファの後ろと壁の狭い隙間で寝ている。
呼んでもたたいてもライトをあてても出てこない。
お腹がすけば出てくると思いほって置いた。
しばらくしても出て来ないのでソファを動かしてみた。

するとソファにもたれたまま反応しない。
私は血の気が退いてあわてて手に取った。
力無く動きも緩慢でなにより体温が低い!

私は完全にパニックになり、病院のリストを探そうとしてもなかなかでてこない。
やっと見つけて電話をしたら、10時過ぎでもちろん営業時間は過ぎている。
留守番電話に切ろうとしたそのとき、緊急の場合は...と電話番号が続いていた。
改めて電話をかけると暖かくしてすぐに連れて来てくださいとのこと。

ほっとして、急いで支度して連れて行った。
先生は若くてちょっとかっこいい男性だった。
そのころには、のんちゃんはだいぶ良くなっていた。
それでも、まだ体温が低めだったので、注射をしてもらった。

いろいろ聞く中で、ちょっと気になる返答があった。
背中の骨が飛び出ているのを聞いたら、脊椎異常だろうということだった。
高い所から落ちたりして、打ち所が悪く動けなくなってしまったら、
安楽死を選ぶよりないですよ、と言われた。
いいことばかり言わずに、飼い主に覚悟させておくことも大事とは思うけど・・・

ハムの寿命はどのくらいですか?と聞いたら、はっきりと、2年です。と。
そのときのんちゃんは2年にあと1ヶ月程。
2〜3年とか、平均で2年くらいとか、ちょっとぼかしてくれても・・・
あと1ヶ月したらポックリ逝ってしまうかと思いました。

でも、ケージを小さいのに変えて、回し車も外しました。
お薬を飲ませるのにはちっとも苦労しませんでした。
指先につけると、ちゅるちゅるおいしそうに飲んで、とてもいいこ。
おかげで元気になりました。2才(推定)を過ぎても。

2週間毎くらいに通いましたが、ほとんどは一度きり当たらない先生でしたが、
何度か同じ先生に見てもらいました。てきぱきした30代くらいの女性の先生で、
私は一番好きでした。でも名前を覚えるのを忘れました。

それから数ヶ月、のんちゃんは寝ていることが多かったけれど、
越せないと思っていた夏も無事に乗り切りました。

ある時、のんちゃんの片耳がない、とあせりました。
よく見ると耳が前に折れてくっついているのです。
病院へ連れて行って、無理に剥がされて耳の下が禿げてしまいました。→
点耳薬をもらい、耳に注すのですがなかなか難しい。
膿はそれっきり出ませんでしたが、薬はずっと続けました。

前の時よりしげく通いました。でも禿げてる以外は元気でした。
この分なら3才まで生きるかも、と期待しました。

このころのんちゃんのケージは初めて病院に行ったとき脅かされて以来
小さいケージにしていました。
元気なのに小さいケージでかわいそうだったので、
うんていができないような大きめのケージを買ってあげたくて、
わざわざ大型ペットショップに探しに行き、
ルックルックドワーフを買ってきました。

その新居に移って3日後、いつものように夜ケージから出して、
夕食の支度をし食後、静かだけとどこにいるのかな?と探すと、
床の隅っこで寝ていました。いつも、死んだように眠っていると
心配で息をしているか確かめるのが習慣になっていました。

そしてその時は、・・・息はしてませんでした。
ほんとに眠るように死んでしまいました。見取られることなく。こんなにそばにいるのに。

いつもは、なにかをしている途中でも、心配で探しては息をしているのを確かめて、
とたびたびしていたのに、その日に限って、
食事が終わるまでのんちゃんを探さなかったのです。
もっと早くに気づいてあげていれば、また復活出来たかもしれないのに・・・

ごめんね、のんちゃん。そして、ありがとう、たくさんの癒しを・・・



P.S. のんちゃんは新居に移って3日後、ひめちゃんは新居に移ってからハゲができた。
     住みかを変えるということは小さなハムスターにとって大きなストレスになることなのだろうか?
     新しいお家にしてあげたい、と思うのは人間の自己満足だけなんだろうか?
     のんきでストレスなんてちっともないと思っていたのんちゃんでさえ・・・
     なんて、のんちゃんに失礼か?
     のんちゃんには他にも失礼なこといろいろあったのよね、ごめんね。