ひめちゃん

ジャンガリアン・パール(店ではスノーホワイトとありました)
女の子
1999.12.11(土) 我が家に来る 
頭が良い。少し神経質。齧るの大好き。
2000.5.19(金)☆になる






ひめが初めて我が家に来たのは1999年12月11日。
東京郊外にあるスーパーのペットショップからだ。
小鳥をかおうと思っていたが、ハムスターの方が楽だよと言われ、
見に行って買ってきてしまった。(体重23g)

怒られそうだが飼育に関してまったく知識がなかった。
飼いはじめてから本をどんどん買うようになった。

最初分からず買ったので、ケージが小さかった。
トイレや巣も買わなかった。飼育本を読んでから買い足していったら、
ケージに入りきらなくなってしまった。
そこで、冬だったこともあり、ひとまわり大きいダンボールにケージごと入れた。

ひめは勇猛果敢で、なんでも挑戦する仔でした。
ケージのふたを開けておくと、自由に出入りしていました。
ケージの底の少〜しの隙間から入り込んだり、
ケージの上でダンボールの角を噛んで穴を開けたりしました。
ダンボールを噛むのは大得意でした。きれいに齧ってあるでしょ? →
高い所から降りるのはちっとも恐くなかったみたい。
頭が良くて、脱走も得意だった。

3ヶ月程経ってそろそろ大きなケージにしてあげようと、新居に引越した。(体重40.5g)
ちょうどそのころ、ずっと欲しかったビデオカメラを手に入れた。
新居に移って落ち着かないところへビデオカメラで追い掛け回されたのが原因か、
そのころから背中の両側に左右対象にはげができていた。
それがはげと分かったのは一ヶ月以上後だった。

家から一番近い病院に連れて行った。
先生は開口一番、「なんだこれは、ゴールデンみたいにデブじゃないか?」

すごくショックでした。ひめはそのころ41〜42gくらい、理想的と思っていたから。
はげはホルモンの関係だろうということだった。
周りの毛を少し抜いて検査し、水溶性の塗り薬をもらった。

塗り薬をいやがり動いてしまうので、体全体が濡れてしまい、
自慢のふわふわの白い毛は見るも無残な黄色っぽい濡れ鼠になってしまった。

先生にダイエットするように言われたけれど、
餌を少〜し少なくしただけなのに体重がみるみる減っていった。
10日後に病院に行った時には5gくらい減っていた。
先生は「ちょっと減り方が急激だけど、体重的にはちょうどいい」と言った。

薬を塗ることでストレスが溜まりそうだったので、飲み薬に変えてもらった。
でも、体重は減りつづけ、食欲もなくなっていった。
とうとう食べることもできなくなった。ペレットをすり潰して口に入れたけど、
食べる気力もなくなっていた。

そして、とうとう5月19日金曜日、仕事から帰って来たら、
巣から出て動かなくなったひめがいた。体重は31gになっていた。

ダンナは病院に連れて行ってから、具合が悪くなった、と言って
獣医を信用しなくなった。

翌日、車で30分くらいのところにある、湖のほとりの雑木林に埋葬した。
春は湖に桜、秋は湖に紅葉。この世のものとも思えぬ美しい場所だ。

でも2年ほど過ぎた頃、近くの駐車場がなくなり、お参りに行くことが難しくなってしまった。
のんちゃんが亡くなったときに、ひめの墓の土を少し持ってきて、
のんと一緒にベランダのプランターにお墓を作った。